Crocosmia x crocosmiiflora


クロスコミア。
奈良県生駒郡三郷町の公園にて。
ヒメヒオウギズイセン(姫檜扇水仙)、モントブレチアとも。
15歳で奈良に越してきたら、家の庭にこの花が咲いていた。
しばらくして図書館で調べたらヒメヒオウギズイセンだという。モントブレチアという名も知った。
そして最近ではクロスコミアと呼ぶのだとか。もう何がなんだか。
くどい色だし丈夫であちこちで見かけるので安っぽい花かもしれないけれど、自分の胸のうちにある時間の流れにはかけがえのない花。

Nerium indicum


キョウチクトウ
奈良県生駒郡平群町の路傍で。
本当はキョウチクトウはこの色の花をUPするつもりはなかった。
キョウチクトウといえば一番ポピュラーな濃桃の花なのだ。しかも私はあの色に咲くキョウチクトウは好きではないのだ。
子どもの頃に読んだ「八月がくるたびに」という本に描かれていた、広島の夏を象徴する花としてのこの花は私の中では濃桃の花で、それが恐ろしいものとして自分の中に刻まれてはいるのだけれど、やはり写真を撮るなら濃桃の花をとってUPしたかった。

Coreopsis tinctoria


ハルシャギク
近所の空き地で。
ハルシャギクの「ハルシャ」はペルシャのことらしい。
なぜペルシャの名がついたのか調べてみてもわからなかった。
コレオプシスというとすっかり悪者にされてしまったオオキンケイギクと同属で、この花も一度見たなと思うと次の年にはわらわら咲いているが、一年草だからあまりいじめられないのかもしれない。
なよっとした茎で風にゆらゆら揺れて咲いているとこれはなかなか憎めない。