2011-05-01から1ヶ月間の記事一覧
クレマチス「篭口」。 奈良県橿原市おふさ観音にて。 かつては家にもあったクレマチスだけれど数年前にイカリソウの置き場を増やすために他所にあげたので久しぶりの邂逅。
ナツハゼ。 散歩コースの池の横で。 この道のことを「ブルーベリーロード」と…は誰も呼ばないのだけれど、スノキ属の植物が2種生えていて鳥をたくさん養っている。 ナツハゼは最初は小さい木だったがこのごろは花も増えて秋には私も味見させてもらえる機会が…
ピラカンサ。 町内の旧ゲートボール場で。 とても大きなピラカンサの木だけれど実は野良。 近隣はピラカンサを植えている家が多く、鳥が種子散布をせっせとするので、道端や空き地などにピラカンサが勝手に生えてくる。 我が家に隣接した公園にもそんな野良…
ウツギ。 近所の里山で。 連日雨ばかりで気温も低め、初夏を告げる花も頼りなげだ。 「夏は来ぬ」では垣根に匂うウツギなのだが私はウツギの咲く垣根を見たことがない。林縁に多く生え、冬になると枯れた枝に黒ずんだ実の残骸がくっついているような美しくな…
ナヨクサフジ。 近所の休耕田で。 クサフジの仲間はいろいろあるが私に区別はできないので、いろんな部位を細かく写真に撮って家に帰ってから「撮れたてドットコム」さんで調べてみた。
ニワゼキショウ。 クスダマツメクサの横に生えていたもの。 この花を最初に見たのは40年ほど前の東京の東雲飛行場でだ。 星のような花がかわいくていくつもいくつも花を摘んだけれど、家に持って帰って水に挿しても一日で花がしぼんでしまうのだった。
クスダマツメクサ。 買い物に行く途中に原付バイクで通る道の横に以前から生えていて、コメツブツメクサよりは大きいしウマゴヤシでもないしなんだろうと思っていた。 カメラをもっていって写真を撮って家で調べてこの名がわかった。 私の人差し指の頭ほどの…
ロサ・ムンディ。 庭の花。 香りの良い花が毎日のように開き、アブやハキリバチの仲間が毎日蜜や花粉を食べにくる。 生き物はみな惜しみなく生きていると思う。 人間は無駄に生き、無駄に食い散らかし、そして、他の生き物が欲しいなどと一度も言ったことの…
ドクダミ。 これは庭のもの。 何かの手記で、原爆に遭った人がからだの「毒」を排出するのにドクダミがよいとせっせと煎じて飲んだというのを読んだ記憶がある。 十薬とも呼ばれ万能の生薬として用いられてきたドクダミでも、さすがにそれは無理というもの。…
ヘラオオバコ。 実家近くで。 車前子の名のとおり、水に濡れるとジェル状になったタネが車輪にくっつき、世界中を旅してきたというオオバコ。 ほこりっぽいアスファルトのすきまでいじけもせず生えているたくましさ。 この季節だけだけどヘラオオバコの花か…
ナルトサワギク。 実家近くで。 4・5年ほど前だったか、大阪の和泉市を走る国道脇にこの花が咲いていたのを初めて見た。 かなり寒い季節にも咲いていたように記憶している。 何か園芸植物が逸出したものだろうかと思っていた。 おととしだったか改めてネット…
スイカズラ。 実家近くで。 忍冬という名も、金銀花の名もよい。 私たちは、長い冬を忍ばなければならないだろう。 こどもたちが金にも銀にも勝れる宝だと思い知ることになるだろう。
アカバナユウゲショウ(ユウゲショウ、とも)。 近年奈良のあちこちで目立ってきた雑草。 タネでよく殖えるようなので一株見たなと思うと次の年にはいっぱいになっている。 他の種を脅かすわけでもないのだからそれもいいのじゃないかと思うけれど。
ジャーマンカモミール。 実家近くの休耕田で。 ピーターラビットがお母さんに飲まされたお薬。 つらい人も苦しい人も、みんなぐっすり眠れますように。
キツネアザミ。 実家の近くで。 荒地によく生えるので珍しい植物でもないし、背が高い割りに花はおさえ目。 アザミと呼ばれてもトゲもないし誰も傷つけないのに。
テイカカズラ。 母の日に実家に行った時に散歩して見かけたもの。 キョウチクトウ科らしいスクリューのように旋回した花びらがかわいい。 田んぼや畑の脇にもりもりと茂っている様を奈良ではよく見かける。知った人でなければ香りのよい花をこうしてつける可…
ノイバラ。 ウォーキングコースの池のそばに大きなノイバラの茂みがある。 「いっぱい花がつく」の名前どおり、満開時はそれはそれは雪のようで、ひとつひとつの花の香りは淡いのにこの茂みに近寄るとすがすがしいバラの香りに洗われるよう。
モチツツジ。 安売りスーパーへの近道の里山越えの道沿いに生えている。 ガクがねばねばしているのでほこりや虫がくっついたりしやすいし、くもの巣が絡んだりしていることも多いので、綺麗なさまを写真に撮るのが難しい花なんじゃないかと思う。
イカリソウ「楊貴妃」。 これも庭の花。この頃になるとイカリソウもほとんど終わっているのだが、この「楊貴妃」だけは何回も返り咲きをして目を楽しませてくれる。 「美人長命」。
ハンショウヅル。 これも庭の花。 「天使のハンマー」という歌の歌詞にbellが出てくる。日本のもので言うと半鐘だろう。 ハンマーもベルも歌もないので私たちはまんまと騙されるんだろう。
ホウチャクソウ。 庭の花。 寺院の屋根についている宝鐸に姿が似ているということらしいけれど、そんなありがたみは感じがたい。いつのまにか生えてきて地下茎とタネで殖えている。
タツナミソウ(紫)。 これは庭の花。はじめは鉢植えでしおしおと咲いていたが、今はなぜここに?と思うようなところから勝手に咲いている。いつタネがこぼれているのか。
アマドコロ。 これは庭の花。 ナルコユリとアマドコロの区別の仕方をすぐ忘れてしまう。 茎に稜のあるのがアマドコロ。ないのがナルコユリ。
ムラサキハナナ。ショカッサイ、オオアラセイトウとも。 40年ほど前、東京の山の手の線路沿いにはよくこの花が咲いていた。 この花と南京事件とのかかわりを知ったのは最近のこと。
ストロベリートーチ(クリムゾンクローバー)。 近所の線路沿いの畑のすみに咲いていたもの。 この日は東京をはじめ各地で反原発のデモが行われた。 かがやく赤い火が絶えることなくいくつもいくつも広く燃え続けますように。
キンセンカ「冬知らず」。 属名の「カレンデュラ」は「カレンダー」と語源が一緒で暦の始めに咲く花であることからそう呼ばれたもののよう。 冬知らずは雪のさなかにも咲くし、こうして初夏の日差しがさす頃にも咲くし、暦がわかっているのかいないのか。丈…
ナラノヤエザクラ。 奈良に住んで32年になるが県花であるこの花を見たのは初めて。 これは県庁横の登大路駐車場の南の一角にある木だが、本当のところは原木ではなく実生なのらしい。 直径3・4cmの小さな八重桜だが咲き始めは白くだんだん紅に染まっていくの…
アカカタバミ。 庭にもカタバミは居付いている。確かにこれは厄介な雑草なので見つけ次第抜く。しかし、種子をつけていればいじった衝撃で四方八方に散らばるし、こいつらは球根や根っこでも殖えるので征伐には細心の注意が必要でつまり抜けば抜くほど広げて…
タチイヌノフグリ。 この花の直径は2・3mmなのでこの小さな草に花が咲いているとは気づかない人がほとんどなのだろう。 私は小さい世界に惹かれる。これは最寄り駅のホームのへりに咲いていたもの。しゃがみこんで写真を撮る私を人は奇異に思うだろうが、た…
イカリソウ「リラフィー」。 5月2日は忌野清志郎の命日で、彼にふさわしい花を何か…と考えた挙句、咲き進んだイカリソウの十字形を撮ったこの画像にした。 2000年前後のインディーズなどで発表したアルバム「冬の十字架」「夏の十字架」「秋の十字架」はある…