Epimedium 'Yokihi'

イカリソウ「楊貴妃」。 これも庭の花。この頃になるとイカリソウもほとんど終わっているのだが、この「楊貴妃」だけは何回も返り咲きをして目を楽しませてくれる。 「美人長命」。

Clematis japonica

ハンショウヅル。 これも庭の花。 「天使のハンマー」という歌の歌詞にbellが出てくる。日本のもので言うと半鐘だろう。 ハンマーもベルも歌もないので私たちはまんまと騙されるんだろう。

Disporum sessile

ホウチャクソウ。 庭の花。 寺院の屋根についている宝鐸に姿が似ているということらしいけれど、そんなありがたみは感じがたい。いつのまにか生えてきて地下茎とタネで殖えている。

Scutellaria indica

タツナミソウ(紫)。 これは庭の花。はじめは鉢植えでしおしおと咲いていたが、今はなぜここに?と思うようなところから勝手に咲いている。いつタネがこぼれているのか。

Polygonatum odoratum var. pluriflorum

アマドコロ。 これは庭の花。 ナルコユリとアマドコロの区別の仕方をすぐ忘れてしまう。 茎に稜のあるのがアマドコロ。ないのがナルコユリ。

Orychophragmus violaceus

ムラサキハナナ。ショカッサイ、オオアラセイトウとも。 40年ほど前、東京の山の手の線路沿いにはよくこの花が咲いていた。 この花と南京事件とのかかわりを知ったのは最近のこと。

Trifolium incarnatum

ストロベリートーチ(クリムゾンクローバー)。 近所の線路沿いの畑のすみに咲いていたもの。 この日は東京をはじめ各地で反原発のデモが行われた。 かがやく赤い火が絶えることなくいくつもいくつも広く燃え続けますように。

Calendula 'Fuyushirazu'

キンセンカ「冬知らず」。 属名の「カレンデュラ」は「カレンダー」と語源が一緒で暦の始めに咲く花であることからそう呼ばれたもののよう。 冬知らずは雪のさなかにも咲くし、こうして初夏の日差しがさす頃にも咲くし、暦がわかっているのかいないのか。丈…

Prunus verecunda 'Antiqua'

ナラノヤエザクラ。 奈良に住んで32年になるが県花であるこの花を見たのは初めて。 これは県庁横の登大路駐車場の南の一角にある木だが、本当のところは原木ではなく実生なのらしい。 直径3・4cmの小さな八重桜だが咲き始めは白くだんだん紅に染まっていくの…

Oxalis corniculata f. rubrifolia

アカカタバミ。 庭にもカタバミは居付いている。確かにこれは厄介な雑草なので見つけ次第抜く。しかし、種子をつけていればいじった衝撃で四方八方に散らばるし、こいつらは球根や根っこでも殖えるので征伐には細心の注意が必要でつまり抜けば抜くほど広げて…

Veronica arvensis

タチイヌノフグリ。 この花の直径は2・3mmなのでこの小さな草に花が咲いているとは気づかない人がほとんどなのだろう。 私は小さい世界に惹かれる。これは最寄り駅のホームのへりに咲いていたもの。しゃがみこんで写真を撮る私を人は奇異に思うだろうが、た…

Epimedium 'Lilafee'

イカリソウ「リラフィー」。 5月2日は忌野清志郎の命日で、彼にふさわしい花を何か…と考えた挙句、咲き進んだイカリソウの十字形を撮ったこの画像にした。 2000年前後のインディーズなどで発表したアルバム「冬の十字架」「夏の十字架」「秋の十字架」はある…

Veronica anagallis-aquatica

オオカワヂシャ。 花の形を良く見ると春に地べたで青い瞳をまたたくオオイヌノフグリによく似ている。 オオカワヂシャも同じヴェロニカの仲間で、同じように帰化植物、でも、オオイヌノフグリは割りに愛される花なのにこちらは結構目の敵にされていたりする。…

Veronica anagallis-aquatica

オオカワヂシャ。 花の形を良く見ると春に地べたで青い瞳をまたたくオオイヌノフグリによく似ている。 オオカワヂシャも同じヴェロニカの仲間で、同じように帰化植物、でも、オオイヌノフグリは割りに愛される花なのにこちらは結構目の敵にされていたりする。…

Pieris japonica

アセビ。 奈良県曽爾村屏風岩公苑にて。 奈良でアセビというと奈良公園のささやきの小道がうかぶのだけれどあのあたりのアセビは木がおどろおどろしく茂りそのわりに花は貧しい感じで心惹かれない。 このアセビは開けたところに咲いていて花がたわわで見事だ…

Rhododendron reticulatum

コバノミツバツツジ。 奈良県曽爾村の屏風岩公苑にて。 平野部では4月のはじめが花時のコバノミツバツツジであるがこの地は春が遅く、さらに今年は低温が続いたのでゴールデンウィークに開花期がかぶったものだろう。 撮影した28日は大変寒く、彼岸前のよう…

Lindera umbellata

クロモジの花。 奈良県曽爾村屏風岩公苑にて。 大きなクロモジの木で花盛りだった。背景のピンクはヤマザクラ。 クロモジの木は高級な楊枝に加工されるがそろそろ半世紀になろうとする私の生涯でまだ2・3回しか用いたことがない…

Viburnum erosum var. punctatum

コバノガマズミ。 散歩コースの池の端にある木。いつも葉をいろんな虫にかじられボロボロだ。 赤い実がなるはずだけれどなぜか見たことがない。大喰らいの鳥たちが食べてしまうのかもしれない。

Vinca major

ツルニチニチソウ。 これも庭の花。メジャーの名がついていて、他所ではそれなりにガンガン咲いているけれど、日当たりが悪い上に徒長したツルをガシガシ切られるのでいつもショボショボしか花が咲かない。

Arisaema sikokianum

ユキモチソウ。 テンナンショウの仲間の花はグロテスクな印象もあって嫌いと思われる人も少なくないのだろう。この花はその中でも結構人好きするタイプだと思うのだけれど違いますかそうですか。 これは庭の花。植えっぱなしで時々性転換しながら10年ほど我…

Stauntonia hexaphylla

ムベの花。 ウォーキングコースのとある坂沿いのフェンスに絡んでいるもの。 ムベの花はふつう紫色が絣のように入るものだがこれは白花のようで私はこの場所でしか見たことがない。 ムベはアケビの仲間で食べられるのだけれどまだ食べる機会がない。いつか食…

Epimedium sp.

イカリソウの実生。 我が家には100を超えるイカリソウの原種品種があり、イカリソウは基本自家受粉をしないので、実生はみな交雑種となる。 これは花が愛らしいので特にかわいがっているもの。

Erythronium 'Pagoda'

エリスロニウム「パゴダ」。 外国産カタクリの交雑種。日本のカタクリのように庭植えするのには気難しくなく、植えっぱなしで毎年咲いてくれる。 とは言え、昨年の暑さはさすがにこの花にもきつかったか、と芽が出るまでは気が気じゃなかったが結果オーライ。

Potentilla freyniana

ミツバツチグリ。 これもブログで知り合った方にタネをいただいて育てたもの。 ひとつ株ができればランナーでどんどん増えるグラウンドカバー向けの野生植物。 晴れると開き、天気の悪い日はしおれているので私に似ている。

Aethionema armenum

モロッコナズナ。 これは家の花。 ホームセンターで買った苗を日当たりのいい特等席に置いてかわいがっていたのに、ある日植え替えをしようと根洗いしたら枯れてしまった(もしかすると根をいじられるのがすごく嫌いだったのかもしれない)。 画像のものは2…

Corydalis decumbens

ジロボウエンゴサク。 スミレのことを太郎坊、このエンゴサクのことを次郎坊と言ったものらしい。 距の部分をひっかけて草相撲をしたものらしいのだけれど、私はあいにくしたことがない。 私がしたことがあるのは、オオバコの茎とムラサキカタバミの髄くらい…

Anemone flaccida

ニリンソウ。 初めてニリンソウを見たのが15年ほど前の吉野で今回もカメラに収めるのを楽しみにして出かけたがまだ少し花期に早くようやくこの花をみつけた。

Prunus jamasakura

シロヤマザクラ。種小名が日本語になっている。 吉野山にて。この日の吉野は空も青く下千本中千本が見ごろだった。 毎日の緊張の中で異様な高揚感をもって花を見た。

Epimedium ×rubrum

エピメディウム・ルブラム。 イカリソウの交雑種。 「スウィートハート」の通称もある愛らしいイカリソウ。

Chaenomeles speciosa

ボケの花。 京都府綴喜郡井手町の地蔵院にて。